私は今、58歳。
結婚したての29歳頃。
朝仕事に行く時に近所の空き地でゲートボールしてる老人達を見て思ってた事。
「あんな老人にはなりたくないなぁ、、、」
40代の頃。
毎週行く図書館でいつも新聞を読んでいる、いつもの老人を見て思った事。
「やる事ないから毎日図書館通いかぁ、あんな老人にはなりたくないなぁー」
私は一体何様だったんだろう。
自分は永遠に歳を取らないとでも本気で思ってたのか。
ほんと、往復ビンタを浴びさせたいくらい。
誰でも老いる。順番に老いる。
そんな当たり前の事がわかってなかったあの頃。
還暦近くになって明らかに体力、気力が衰えてきた。
元気だった親が認知症になった。
施設に入った。
その姿は、20年後の自分かもしれない。
順番なんだなー
ゲートボール?
毎朝ゲートボールが出来るのは健康な証拠。
仲間がいるのは慕われている証拠。
図書館に通えるのは足腰強い証拠。
新聞を毎日読めるのは読解力が衰えていない証拠。
老いた人がみんな元気な訳がない。
健康でも外に出るのが面倒になり、足腰弱くなっていく人。
奥さんについて買い物だけが唯一の外出になる人。
暴言はいて嫌われて孤立する人。
仲間と一緒に何かをやったり、毎日の習慣があったり、趣味があったり、なんて素敵。
人をパッと見で、それも老人というだけで判断していた自分。
一番愚かだったな。
50代になって、自分の老後を考えるようになって、ようやく気付く事もある。
私はどんな風に歳を取っていきたいのかな
どんなおばあちゃんに、どんな生き方をしていきたいのか。
ほっこり生活を実現させる為に必要なのは、
人と比べない
人を許す
事なのかも。
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